ものごとには始まりがある
2012年07月03日
眠りながら成功する
これは潜在意識の大家、ジョセフ・マーフィーの主要な書籍のタイトルです。
私は30歳ごろ書店でこの本を見つけた。
当時、眠りの夢にとても興味があり、その手の本を読み漁っていた時だったので、目次だけをチラリと見ただけで購入しました。
今でこそ「潜在意識」の存在やその機能は誰でも知っていますが、当時はそれほど広く知れわたっていませんでした。
「潜在意識」の話をすると、どこの「洗剤」ですかと尋ねられ苦笑したほどです。
本を読み進めて行くうちに、これは古代から伝わっている「夢見術」だとすぐに納得しました。
人生の「夢」と眠りの「夢」は同じものです。
眠りの中で成功した夢を見ると、現実でも成功するという「夢見術」です。
そこで古代の人は夢をコントロールする術を身につけ現実に応用したのです。
とくに陰陽師はその「夢見術」を使った専門家です。
夢とイメージは共通点があります。
夢をコントロールする代わりに、イメージコントロールを徹底的にやったのが密教の「瞑想」です。
イメージを現実化させる方法は、古代日本ですでに確立されていたのです。
イメージは心に描く想像のことです。
「思えば叶う」というのは、成功哲学の原点です。
あなたが日々思っていることが、あなたの人生なのです。
さらに個人の意識は集合的無意識や宇宙意識と連動して、現実世界(物理世界)をつくっています。
内界の世界(心の世界)は外界の世界(物理世界)と同じものです。
夢が眠りの世界なら、この世もまた夢の世界なのです。
この世が現実なら、眠りの世界も現実なのです。
仏教哲学の真髄は、お釈迦様が諭した
「色即是空・空即是色」だったのです。
あなたの思いが現実をつくっているという結論になります。