ものごとには始まりがある
2011年08月08日
夢の中の時間
未来→現在→過去に、夢の中では時間が逆に流れています。
「明日は5時に起きなければならない」
と、心で強く思いながら眠ると、翌朝ほんとうに5時に目覚めますね。
あなたもそんな経験があると思います。
眠ってる間、5時に目覚めるように、たえず体が調整しているわけではありません。
「5時に起きる」と思った瞬間、5時に目覚めるように「潜在意識」にプログラムされてしまうのです。
「潜在意識」は自動制御装置です。
夢のなかの時間は、ゆっくり進んでいる。
一瞬の出来事でも、夢の中では長い長い物語になっています。
生命の危機に瀕した場合でも、時間はゆっくり進みます。
交通事故などで障害物にぶつかるまでの時間は一瞬だが、当事者の時間感覚はゆっくり時間が進んでいるのです。
物理的時間も伸びたり縮んだりしているが、心理的時間も伸びたり縮んだりしているのです。
時間の速さは人によって違います。
「簡単夢枕」の話も、わずか5分ぐらいの眠りの中で、都に出て栄華を極めるまでの長い夢をみていたというわけです。
あなたが眠っている間に、ベットか何かに頭を打ち付けたとしましょうか。
それは一瞬のことなのに、夢の中では頭を打ち付けるまでの長い夢をみることになるのです。
頭を打ったという「結果」から「原因」の物語をつくっているのです。
夢の中では因果が逆転しています。
「5時に起きる」という「結果」を実現させるために「潜在意識」は、起きるための「原因」をつくりだしているということですね。
「成功哲学」などの夢の実現本には、目標をありありとイメージしてると、夢は必ず実現すると書かれています。
「イメージ」は眠りの世界と同じ効果があります。
「イメージ」と「実際の体験」は同じものだからです。
目標をイメージした瞬間に、目標を達成させる「原因」が「潜在意識」にプログラムされてしまうというわけですね。
とくに眠る前のイメージは、現実化させる力が大きくなっています。
こうした意味で、心配事をイメージしながら眠りに入るのは危険なことですね。
日々の生活では、インプットされたプログラムに従えばよい。
それは、「偶然」や、ひらめき、直感として意識に上がってきます。
ところがほとんどの人は、「潜在意識」からのメッセージを無視してしまう。
この「偶然の力」こそ偉大な力であることに気づいていません。
「偶然」は意味があって起こっていることを強く記憶に留めておいてください。
「偶然」は、見えない世界の入り口です。
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